いろはにほへと。

今日、トラムに乗っていたら凄いことが起こりました。
私がいつも乗るのは始発地点なのですが、その次の駅でいつもより長く停まっているので
あれ？
と思い、きょろきょろすると、後ろ側のドアがなんと閉まらなくなっていました。
一般の人や車掌さんがガタガタいじっても駄目みたいで
全員降ろされました。
どうやら原因は、車椅子の人を乗せようとした時に道路とトラムの段差を繋ぐ坂道を作る板を
ドアに設置した後ドアが壊れたようです。
なので、全員が降りた後トラムは後ろ扉を開けたまま走り去って行きました。
あららら。
寒そう。
こんなことオランダ人もブログに書いてるかなあ。
こんな些細な事じゃ書かないかなあ。
でも、あれはびっくりした。

今日、私が住んでいる所では凄い雪が降っています。
凄い雪なんです。
何が凄いって真横に降っています。

左がオランダ、右が日本。
綺麗な青空なのに雪が真横に降っています。
すぐに止んでしまうけれども、でも激しくなると真横に降ります。
本当に真横だから凄いの。
日本で、住んでいた所は内陸だったからか盆地だったからか
こんな真横に雪が降っているのなんて見たことなかったナ。
日本海だったらあるのかなあ。
福井で蟹が食べたいなぁ。

この間、知り合いのオランダ人がオランダの小学校は昼まで、しかも学校に宿題は無く
オランダ人の子はみんな財布とみかんしか持っていかないと言い出した。
そこにいたフランス人と私は叫んだ。
だって、宿題がないなんて！昼間でだなんて！と言った。
今もどこの小学校でも昼間でかどうかは分からないけれど、確かに小学生の荷物は少なそう。
フランス人は、私たちなんて朝8時半から始まって17時ぐらいまで授業あってその後宿題もあったわよ！
と言うとオランダ人は、えええ！学校で勉強するのにまた家でもやるの？？
と言う。そして、だからフランスはよくストライキを起こすんだよ！と言い出した。
だから、私は、「日本人は朝8時半から学校あってつい最近まで土曜日も昼まであって
さらに高学年になると部活やら委員会まで始まるけれど
ストは滅多に起こさない。」と言った。
そしたら、皆大笑いしてた。
オランダの小学生は部活もないし委員会も無いらしい。

そのオランダ人に聞かれた。
もし、その学校内に自分のやりたい部活が無かった場合どうするのか？
え・・・・。
考えたことも無かった。
ある中から選ぶってことしか考えなかったから、何でもやりたいものが出来るわけじゃないと。
私は、前にも書いたように一輪車にはまっていたときは一輪車、最初は化学クラブ（スライムを作る為）、
他にはなわとびクラブ、バトミントンクラブ等に入っていた。
たくさんのクラブがあったから物足りないなんて考えの人はいなかった気がするけど、
もしかするとオランダだったらもっと別の部活が生まれているのかもしれない。

でも、やっぱり小学校が昼までなんて羨ましい。
勿論、土曜日なんか休みなんだよ。
いいなあ。いいなあ。
さらに、そのオランダ人は言ってきた。
でも、ノーベル賞もちゃんと貰ってるからねええ。
いいなあ。いいなあ。

我が家に、インタビュアーがやってきました。
近所のロシア人やオランダ人やフランス人なんかもがやがや集まってきて
この新しい建物についての感想を聞かれました。
今までのオランダでの家探しの苦労話なんかも聞かれました。
オランダの新聞Het Paroolとかいうのに金曜か土曜に載るそうです。
1,10ユーロだって。高いね。
でも、新聞社の人がうちに送ってくれるって言ってました。
楽しみ。
昔、中学校で修学旅行に行ったときを思い出しました。
長野のスキージャンプ台に見学に行ったとき荻原兄弟に出会いました。
緑と青のスキーウェアを身に着けた兄弟と新聞社の人に写真を撮って貰いました。
その新聞は見ていませんが本当に発行されたのかしら？
でも、一緒に撮って貰った写真は今も大切に取ってあります。
今日の新聞も茶色くなるまで取っておこっと。

左の人がカメラマン。手前がインタビュアー。右がロシア人。

オランダの秋は雨が降っていないと心地よいです。
雨が降っていると寒くて寒くてもう冬なんじゃないかと思ってしまうのですが、
こんな風に晴れていると心も爽やかになります。
昔、ベルギーに留学していた頃家族が遊びに来ました。
その時、母はベルギーの空を見てこう言いました。
「うわぁ！ベルギーの空って広いね。」
私は、毎日そういう空をベルギーで見ていたので何とも思わなかったのですが、
母にはそう見えたようです。
同じ時期にスウェーデンに留学していた友達も「スウェーデンの空は青い」と言っただけで
新聞に載ったそうです。
スゴ。