いろはにほへと。

日本で大学生の頃、よく祖母が両親の代わりに荷物を送ってくれました。
（アメリカからじゃ腐るでからね。）
祖母はとても几帳面な人間なのでダンボール一杯に上手に詰め込んで送ってくれます。
中に、手紙が添えられているときと無いときがありますが、
祖母は携帯を持っているのですぐにメールと共に無事に着いたか確認と
何が入ってるのかどういう気持ちで入れてあるのかなど等送られてきます。
秋になると、必ず果物がどっさり送られて来て、土日は一人部屋で図書館で借りて来た小説なんぞを
読みながらみかんを片手で食べるというのが至福の時でした。（完全にインドア派）
ところが、秋は荷物が結構多いのです。
というのも、祖母はクロネコヤマトの宅急便の隅々まで把握しています。
なので、普通の荷物と共にクール宅急便も利用します。
冷凍した祖母の手料理までも秋にはどっさり届くのです。
例えば、栗ご飯のおにぎり、豆ご飯のおにぎり、炊き込みご飯のおにぎり、などなど。
全部ご飯は食べやすいようにおにぎりになっています。
でも、当時寮生活だったので冷凍庫のスペースもちょっとしかありませんでした。
なので。
着いたら、まず寮の友達に少しおすそ分け。
翌年には、私がダンボールを持ってるだけで「おにぎり？」と訊いてくる人まで出てきました。
今じゃ、オランダに住んでいるので祖母もこんな手の込んだ贈り物を贈ってきませんが、
今は大学生の従兄弟に色々送っているみたいです。